いきなりですが、最初に断っておくと・・・
私は大してサッカーが詳しいわけではないのです。
でも、『ナンバー』というスポーツ系の雑誌で、本田圭佑選手のインタビュー記事が掲載されている時だけは買うんです。
何故かって??
だって、めちゃめちゃビジネスに応用できるんですよ。
で、どうしてもめちゃくちゃ素晴らしいインタビュー記事の号があったことを思い出したのです。
それは下記の844号です。
そんな訳でして、上記の『ナンバー』誌から抜粋した、
本田圭佑選手の卓越したマインドを、アツくご紹介していきたいと思います。
必ずや、あなたのビジネスにも応用できる考え方が盛りだくさんだと思います。
なお、『7つのポイント』とタイトル付けしていますが、これは私が勝手に抽出してまとめたものであり、これをそのままズバリ本田選手が言っている訳ではないことをご承知おきください。
あくまでも、私が感じたことを抜粋して編集した内容になります。
これだからこそ、本田圭佑!マインドを見習うべき7つのポイントとは
本田圭佑選手のインタビュー記事を読んでいると、その精神性の高さについつい感動を隠し切れず、大きな唸り声をあげてしまう私。
特にこの号(#844)は、『勘違いが波乱を巻き起こす』とインタビュー記事の表題がつけられ、本田圭佑節がいたるところで炸裂していました。
ではまず先に、本田圭佑選手の言葉を引用しつつ、私がまとめた『成功するために欠かせない7つのポイント』をご紹介します。
1 : 成功するための勘違い。
2 : 期待するのは自分。
3 : 結果ではなく姿勢を見せる。
4 : 勝負は個対個 個人の個ですね。勝負は個対個。
5 : 成長できるという感情コントロール。
6 : 個人技とチームプレーのシナジー。
7 : ピッチの外で決まっている。
では、この7つのポイントについて、下記記事にて紹介していきますね。
1.成功するための勘違い
こちらについて、本田選手がまだモスクワにいるときにインタビューでこう答えています。
力が上の相手を倒すには『勘違い』が必要なんですよ。
このように言っています。
ジャイアントキリングのような波乱を巻き起こすには、誰かが「今日もしかしたらいけるかも」っていう勘違いを芽生えさせなければならないと語っています。

「夢を持ちましょう」とか「自分は成功するんだと信じましょう」みたいな話がビジネスとか自己啓発ではよく出てきますよね?
そしてここで敢えて言うと、成功する理由は、本当にシンプル。
「自分がこれをやって成功するんだ」ということを続ければ良いだけの話。
それが1年経ち、3年経ったらうまくいくんだから。
そこで「淡々と続けるだけなんだよ」と思える人はいいんですけれども、まあ経験の少ない人って成功体験が、あまりないから自分を信じるって言うのが難しいんじゃないかと思うのです。
自分を信じるか。
・・・どうやって信じるんだ。
そうやって無理やりテンションだけ高くして「よし!僕は絶対成功します」みたいな自己暗示をかけてみる。
だけど心の中では、「あーでもなあ・・・失敗したら、どうしようか」なみたいな感じで心のどこかで引っかかっている。
たいていの一般の人というのは、こんなふうにアクセルとブレーキを両方分踏んでいるって感じですね。
これに対しての打開策は、本田選手の言うところの『目標設定』にあります。
これについて、記事を読んで、本当に本田選手は素晴らしいなと思ったんです。
彼曰く、
格上の相手には、まずは勝とうと思わないです。勝ちに行かないんです。
そうじゃなくてまずは【勘違いを起こさせる】ってことにフォーカスしているんです。それでみんなが一息ついて、もしかしたらいけるかもとなって頑張りだして。
その結果の蓄積が勝てるようになるかもしれない奇跡を起こすのです。
・・・これ、ビジネスにおいても、まんな生かせるマインドではないでしょうか。
例えば、僕の知り合いで起業した人の中にこんな人がいます。
セミナー集客を事業にしようとして、メルマガなどいろいろ手あたり次第にやったんですけど、当初は全然反応がなくてセミナーに人が来ないっていう人がいたんですね。
それで、「ちゃんと何回もセールスレターを書き直して告知し続けたら最後には、集客できるようになりますよ」ってアドバイスしたんです。
メルマガを書いても書いても反応がないからすぐ落ち込んいでた訳です。
「本当に大丈夫だから」って言っても、やっぱり本人はその未来を信じることができない。
それである時、些細なきっかけで、すごくモチベーションが上がることがありました。
いきなりヤル気になりだして、そこからセミナーへの集客も順調に集まってきたんです。
あれよあれよという間に人気セミナー講師になっちゃいました。
そんな人気が出だした“きっかけ”って何かというと・・・お客様からの一通の問い合わせです。メールを出してセミナーを告知した時に、問い合わせが1件来たのです。
そこには、「こういうの悩みがあるんですけど、あなたのセミナーにはこの悩みを解決できるのdしょうか?」みたいな問い合わせだったんですね。
それを1通もらっただけで、彼は非常にやる気を取り戻しました。
メルマガを出したら、反応があった!
こんな些細な体験を一つしただけでやる気が持続したのです。
「もうちょっと頑張ったら申し込みになるかもしれない」
「もうちょっと頑張ったら、もっと、たくさん来てくれるかもしれない」
そして
「もうちょっと頑張ったら満席になるかもしれない」
といった、勘違いの連鎖が巻き起こるようになってきたのです。
このような連鎖の最初のきっかけは、たった一つの問い合わせメールだったのです。
だから、
あなたがもし今結果が出ていなくても、「成功するんだ」って強く信じることが大事です。
「こんな苦しい状態が5年も10年も続くはずがない」
「どうせオレは将来うまくいっているだろう」
こんな思い込みこそが大事です。
なかなか自分の能力を信じられないという方は最初の1歩は、何か自分に勘違いを起こさせてくれる出来事を起こすということを目標にしましょう。
何でもいいですから、小さな成功体験を積むということを目標に頑張ってください。

いきなり、何か物をたくさん売るとか、
いきなり、クライアントたくさん獲得するとか、そういう大それた目標を目指すんじゃなくて、アンケート結果で高評価をもらうとか、良いフィードバックをもらうとか、たった一人でいいから「すごくよかったこの商品欲しかった」って言ってもらえる人を見つけるとか・・・
まずは、そんな小さな成功体験を経て、そこから小さな勘違いを起こさせてくれる成功体験を目指すというのは非常に有効なんじゃないかなと思います。
本当に小さなことからスタートする。
これだったらできるかもって思えるようなことを、きちんとやり遂げてみる。
その結果、自分に勘違いを起こすのです。
勘違いが起こったら、あとは波に乗っていきますから、あなたはやっぱり成功するという訳です。
2.自分に期待する
こちらは、1.勘違いを起こす ということの話の続きになります。
勘違いは起こさせるのは誰かっていうと、それを自分に期待してるんだ
ここで言及している勘違いって、攻撃時に起こると思うので1トップの選手とかFWの選手とか、あるいは、それをアシストする選手たちとか。
そういった選手たちに自分がうまく関わりたいと。
「得点に絡んでいく期待を自分にしてるんだ」というふうに本田選手は言っています。
この考え方、すごく面白いですよね。
「勘違いを誰かが起こさせないといけない」と言っていて、実はそれを自分に期待しているところがすごい面白いなって。
それに言葉遣いも良いですよね。
「自分が必ず勘違いを起こさせるんだ」っていう風に強めに言うのではなくて、「期待しています」というぐらいのさりげない言葉遣いが雰囲気的に自分で受け止めやすいかなと思うのです。

これは、リーダーにとってはすごく大事な考え方ですよね。
【自分に期待して、他人に期待しない】
サラリーマンにも言えると思います。
会社に期待するのではなくて、自分が会社をどうにかする。
「こういう業界だからダメ」だとか。「こういう会社だからうまくいかないんだ。こういう部下がいるから、こういう先輩が、こういう上司がいるから、こういう社長がいるかがうまくいかないんだ」・・・こんなことを言っていたら、何も始まりません。
そういったマインドよりも、「自分がこの会社をナンバー1にするんだ、世界一にするんだ」とか、「自分がこのビジネスを、この業界を、人に自慢できる、人から憧れられる職業にするんだ」ということを自分に期待できるようになる必要があるという訳です。
何かビジネスを始める人も「この分野は儲かるからやろう」って始めると、そういうマインドではうまくいかないんですね。
ちょっと上手くいかなかったらすぐ諦めてしまう。
やっぱうまくいってる人の考え方は、「この分野のこのビジネスを自分が広げよう」、
「この業界も発展させるために自分が会社を起こそう」みたいに、自分に期待して理想の世の中を作るためにビジネスするわけですよね。
なので、もしかしたら心当たりある方は是非ちょっとドキッとしてくださいね(笑)。
「あーなんかなぁ、この業界にわからないなぁ」、「なんか、あの上司がいたら、何もできないよな」みたいなことをあれこれ考えるのではなくて、
「あの上司を使って自分がどうやってビジネスをコントロールしていこうか」、
「この衰退した業界をどうやって今から自分が盛り返していこうか」みたいな感じで考えると、楽しくなります。
こんな考え方をすれば、すぐにでも行動が変わりますので必ず成功に近づきます。
なので、「自分に期待するのは自分自身」という覚悟をもって前に進んでいってください。

結局のところ、【他人のせいにしている成功者はいない】のです。
3.結果ではなく姿勢を見せる
本田圭佑選手は、モスクワのチームでプレイしていました。
そしてそろそろ次のチームへ移籍するということになった頃の話。

こういう時って、普通の感覚だと、モチベーションは下がると思うんです。
だって、現在所属しているチームとは、これから関係がなくなる訳ですから、正直もうどんなプレイしてもいいや、みたいな。
だけど、本田圭佑選手は違ったのです。
あるインタビュアーの人が「本田くんは、いつも以上に気持ちを出してプレーしているように見えた」って聞いた時の話。
すると・・・
「モスクワのチームとは関係がなくなる人間が、最後まで仕事をしたと思ってもらいたかった。選手として以上に、“一人の日本人”としてそれが大事なことだと思っているんでね。本田圭佑っていう以上に日本人ってこんな性質なんだよって示したかった」
こんな風に回答しているのです。
むちゃくちゃかっこいいですよね。
これから去るチームなのですが、最後まで最善を尽くして気合いを入れてプレーしている。
損得とか関係なく自分の生き方や自分のあり方を周りに伝えているという部分がとても格好イイですね。
ひとつ言えること。
それは本田圭佑選手自身が、【自分の理想の在り方】をしっかり持っていという事です。
この精神性の高さはとても大事なことだと思います。
ステイタスや環境、お金や物など、そういうものを判断基準にしてしまうと、常に自分が揺らいでいきます。
ついつい「こちらのほうが儲かるかな?」なんて考えるほうにいってしまう。
そんなのだから、結局軸がないから最終的には何も残すことができない人間となってしまう。
普通の人には、周りの人が寄って来ないのです。
リーダーというのは、他人よりもブレない軸を持っている人が選ばれます。
人を寄せ付けることができる人が、人に慕われるのです。
人間対人間とは何かというと、決して口が上手い下手の戦いではないのです。
それはは、【軸対軸の戦い】なのです。
どちらが揺らいでいないか、どちらのほうがが確固たる軸を持っているかこそが勝負なのです。
売る側とお客さん側との戦いの中での人間関係においても同じです。
在り方がブレてない人にお客さんが寄っていくわけです。
当たり前ですが、軸がブレてない売り方をするほうに影響されるわけです。
では、軸のある人間になるにはどうしたらいいかというと、『こうありたい』という自分自身を決めておかないといけないのです。
だけど、多くの人はそれを決めていない。
決めていないから、生き方がブレるということにつながるのです。
本田選手は、「やっぱり日本人とはこういうものだ」とか、「本田圭佑とはこういうものだ」という、在り方をしっかり定義しているんだなぁ、とここで思いました。
だからどんな状況であっても、たとえ所属するチームの最後の試合であっても、自分の最善のパワーでプレーをするっていう風に決めていたんですよね。
すべてが、セルフイメージの高さが為せる業だと思います。
結果も確かに大事ですが、やはりもっと大事なこととは・・・
【自分の在り方】、つまりセルフイメージです。
あなたが成功したいのであれば、まず、自分の一番の理想の在り方を明確に定義するということをいなければいけません。
4.勝負は個対個
ここで言う【個】というのは、個人の個のことです。
「サッカーは個人対個人の戦いだ」と、そういう風に言っています。
いろいろあるけど結局、サッカーというのは、最後は1対1のゴールキーパーとの戦いなんだよ
と言っているんですね。
要は、本田圭佑さんの言葉を借りてくるならば、「サッカーというのは、チャンスを止めるか止めないか、あるいは決めるか決めないかで勝負が分かれるということにすぎない。それこそが今まで俺が散々言ってきた個の勝負。結局俺が個で負けただけの話」
あるゴールキーパーとの勝負で負けたみたいな話でした。
これを読んで、まさにビジネスにも当てはまるなと思いました。
たとえば、現在ではいろんなマーケティングの手法があります。
チラシを撒くとか、ネットで広告を出すとか、いろんなソーシャルメディアを駆使して紹介してもらう等など・・・
マーケティングの力で、最初は飛び道具で顧客を広げていけるかもしれないですけれども、最終的にお客様が買ってくるかどうか、発注してくれるかどうか、依頼してくれるかどうかですよね。
これはもう完全に、【1対1の世界】になるんですよね。

「この人が本当に信頼できるのかどうか」っていうことをお客さんは見てます。
だから、いわゆる“フロントエンド商品”と呼ばれる、少し安めの商品というのはメリット押しで売るのです。
「こんなことができます」、「あんなことができますよ」、「こんな効果があります」って声高に言って販売していくわけですね。
そして、そのフロントエンド商品が売り終わって、次に主力の高い商品(バックエンド商品)を買ってもらおうとすると、そんな効果とか効能だけを訴求していても絶対に選ばれないのです。
お客様と直に向き合った後、「本当にこの人は信頼できるな」と思われて初めて買ってくれるのです。
そこはもうまさに、【人間対人間の勝負】です。
だから、ネットビジネスをやっているからといってネットだけで完結するということは、実はほとんどありえません。
つまるところ、結局は人間対人間なのです。
●フロントエンドは効果で売る
↓
●バックエンドは人間性で売る
というのが、ビジネスの本質だと捉えておくと良いです。
ここ最近の傾向ですが、ビジネスで成功する人というのは、最初からネットを使っていないですね。
まずは人間対人間で実力をつけていって、その後でもっと広く販売できる可能性があると踏んだ時に、たとえば広告を打ったり、インターネットを使ったりしています。
成功を導く順番としては、最初に個対個、つまり人間対人間が何よりも最初にくるということです。
5.『成長できる』という感情コントロール
本田圭佑選手がモスクワ時代、チームにフィットできず、なかなかうまくプレイすることができない日々が続いた日のこと。
彼はものすごい剣幕で怒っていた。
とにかく納得いかなくイライラする日々。
しまいには、レフリーに詰め寄ることもあったという。
試合の後のロッカールームでは、怒鳴り散らすこともあった。
とにかく、「ものすごく怒っていた」という。
その後、取材が始まったときにはクールダウンしているのです。
「怒ってななんかないよ」と。
「失望はあったけど怒ってないよ」と。
でも、「絶対に納得できない」とも言っていた。
自分自身にとって納得できない期間でしたが、そういう感情が自分の中にあるのはまだまだ成長できるということ ―― そう僕は信じている。
オレを見て、「怒らないんじゃないか」、「何があっても動じないんじゃないか」みたいに勘違いしている人もいるかもしれないです。
でも、そうでもないですね。
怒るときは怒るし、悲しむ時は悲しむし。
落ち込んだりするときはやっぱり人間ですから落ち込みますね。
ただし、それは一時的なことなんですよ。
成功している人やうまくいっている人は、本来の自分の感情を短期間で元に戻せる力があります。
マイナスからプラスに戻すということができています。

つまり、感情をコントロールするということができるということですね。
本田圭佑選手の場合は、『自分が納得できない = まだまだ成長できるんだ』という意味づけにしています。
つまり、まずは自分の感情を俯瞰するわけですね。
自分の感情を納得できないな、とか、悲しいな、落ち込んでるなということを言葉にしてみる。
モヤモヤとした感情を言語に表現すると、自分でそれをハッキリ理解できますよね。
そして、それに対してさらに意味づけをするわけです。
これは、【自分の感情に意味づけをする】ということです。
例えば、「なんか不安だなー」ってなったら、『自分は挑戦している。不安というとは挑戦してるんだ』などという風に考えることもできます。
だからこんな風に、少しでもネガティブな感情が起こった時には、その感情を書き出してみてください。
そのネガティブな感情は、「もしかしたら、こういういいことがあるからなんじゃないか」という風に意味を書き換えてみるのです。
すると、気持ちが少しでも楽になると思います。
そのように対処することで、ネガティブの期間を少しでも短くして、その結果、活動量が増えて成功につながるということにつながっていくのです。
だから、成功している人は皆、実は落ち込んでいない訳ではなく、【落ち込む期間をなるべく工夫して短くしている】のだといくこと。
そのためには感情のコントロールを徹底していく必要があるのです。
6.個人技とチームプレーのシナジー
先ほど、「個が大事」とお伝えしました。
でも、本田圭佑選手は、こうも言っています。
さっき言ったことと違うと捉えられるかもしれませんが、サッカーは一人では勝てないんですよ。
その前提を踏まえた上で、個を追及すると同時にいかに自分の存在によってチームを機能させられるか。
個が大事でも、前提としてはチームプレーも大事。
相反するようなことなのですが、それを全部やりきるのが、成功のポイントかなと思います。

もはや理屈では何も言えないかもですが、たとえば車の構造もそうかもしれません。
ハンドルを握りながら運転する訳ですが、一方ではアクセルブレーキを足でこなします。さらに左手でハンドル持ちながら、右手ウインカー出すとか、同時にやっていますよね。
そんな感じで、意識せずに全てやれるようになったらプロだと思うのです。
個の力を磨いたら個人だけになってしまい、チームプレーを目指していたらチームプレーだけみたいになって両立できないというのは、理屈で考えてしまっているからだと思うのです。
では、「個も磨きながらチームプレー」を目指すべきだという本田選手の言葉には、妙に納得させられてしまいます。
なぜなら、チームプレーを標榜すると、ナァナァになってしまいがち。
良かれと考えて、とりあえず助けあおうみたいな感じになってしまうと失敗しますよね。
ビジネスで例えると、これから起業しようと考える方がいたとします。
で、不安だから仲間と一緒に起業するという人はあんまり、うまくいかないような気がするのです。
何故なら結局、相手に依存してしまって、「何でお前、営業してこないんだ」みたいな不平不満を相手にぶつけて喧嘩になってお別れ、みたいなケースが多くあります。
逆に、成功している人はやっぱり自分は自分で責任の範囲は全うしています。
皆がやる以上のことを一人でもうやってしまえ、っていうぐらいの勢いでチームを組んで仕事をしています。
そんなふうに考えないと、相手に対しイライラしてしまうんですよね。
でそういう独立した人たちが集まったチームというのは本当に、圧倒的に強いですよね。
私が言いたいことは、チームを作る時は依存型の人をなるべく作らないようにということです。
チームとなると、自然と共依存してしまう危険性があるので、全員が個として活躍し、それによってシナジーが生み出されるというイメージを各人が持つことが大事です。
そんなビジョンを持って、それを伝え続けてお互いに切磋琢磨して良いプロジェクトを進めていただければと思います。
7.ピッチの外で決まっている
成功は、ピッチの外で決まってるんですよね。
本田選手は、「チームワークはピッチ外の方が大事だ。そのあたりはサッカー選手の枠を越えていろんなことを次のクラブでもやっていきたい」というふうに答えています。
これは、サッカー選手がピッチの中、つまりグラウンドの中で成果を出すというのは、たとえば得点を上がるなどとか、前後半45分の中でどんなパフォーマンスを示すことができるか、ということになります。
だけども、その90分程度の時間で決まるのではなくて、本当に大事なのはそれまでの時間であるのだと、本田選手は言及しています。

練習以外の、サッカーの枠を超えた時間もすごい大事であり、それをやっているからピッチの90分で結果が出せると。
ここから私たちがその考え方をビジネスに当てはめるとすると・・・成功者の見えている部分だけを真似してもダメだ、ということです。
たとえば、インターネットを駆使してビジネスをバリバリやってる人とか見ると、憧れや焦りのあまり、「あんな風にやればいいんだ」などと考えて、上辺だけを真似してしまう。
だけども実は、その見えてる範囲以外にこそ、成功者のすごい部分があるのです。
例えば「プロダクトローンチ」というマーケティングの手法があります。
ごくごくはしょって簡単に説明すると、たくさんのメールアドレスを登録してもらって、一気に商品やサービスを販売するっていう方法です。
何人かがそのプロダクトローンチで成功するのを目の当たりにすると、「あれをやればいいんだ」と思って、飛びつくように始める人がいます。
だけどもやってみたら、全然メールアドレスが集まらなくて。結局辞めましたみたいな失敗談を語る人が多いです。
成功と失敗の分かれ目はどんなところなのか??
成功している人は、取り組む前に、リアルの場で手伝ってくれそうなたくさんの人と会ってお願いをしたりしているんですよね。
アナログ的ですが、「今度こういうマーケティングプロモーションをやるんですけれども、ぜひ協力してくださいよ」ということを、実はリアルで直接会ってお願いします。
アナログ的ですが、そんなコツコツした行動があって、あらゆるマーケティング活動がそれまでの努力が実って、ドカーンと成功するわけですよね。
だから強く言いたいのは、【目に見えるところだけ真似してもうまくいかない】ということです。
ピッチの外ではみんな何しているのかなーっていうことを、しっかり考えてみてください。
成功している人をモデルにするなら、ピッチ外の行動をもしっかりモデルにしてみてください。
いいですか、ピッチの外で勝負は決まっているのですから。