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yohooom(ヤフーム)は詐欺か?つい最近飛んだLeapと酷似した内容の副業案件を調査

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『yohooom(ヤフーム)』『Leap(リープ)』という、副業?を謳う怪しげな案件はご存知でしょうか?

そもそもまぁ、この記事にたどり着くということはご存知の方ばかりだと思いますから、詳しい説明は省きますが、要はスマホでポチポチやるだけで、大きな収入を得ることができるという類いのヤツなんですね。

Leapは稼げる入金額に応じて高収益を謳うLeap。「仕事」とはスマホ画面をただ20回タップするだけのもの

情報通の方ならば、「ポンジスキーム」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、まさにそれです。

要は、【誰かの利益 = 誰かの損出】という構図の案件であり、絶対に手を出しちゃいけない詐欺案件だと個人的には考えます。

こちらの記事では、もうすでに詐欺案件として確定した『Leap』の話をしていきますが、作りからその内容までソックリそのまま、ほぼ名前を変えただけの『yohooom』もほぼ同じかと推察されますので、参考にしてみてください。

Leapが飛んだ(破綻した)経緯

Leap自体は、2020年12月にユーザー募集が開始されていました。
そしてその後、何と約1カ月経つか経たないかという圧倒的早さで飛んでしまいました。

これには、ポンジスキームやこの手のスキャム(詐欺)案件に慣れている人もさぞかし面食らったようで、そろそろ撤退しようかと考えていた矢先にやられてしまった人も多いと聞いています。

Leapが飛ぶまでの時間軸をまとめてみました。

【経緯】の詳細

2021年1月第一週目くらいまでは、無事に出金ができていた。

① 1月9日から「出金できない」という人がポツポツ出てくるようになる

後々わかったことだが、10万円程度以上の金額を出金しようとすれば、口座情報エラーなどの何かしらの理由をつけては、出金できなくするなどの対応をしてくる。

② 1月12日から2週間の間は、イーサリアム(暗号資産:ETH)のみで出金を受け付けるという告知が入る
Leapとビットフライヤー提携ここまで大胆に、bitFlyer社との提携を掲げていた

この時点で、日本円にて出金は停止。
表向きの理由は、bitFlyer 社と提携し、イーサリアムの普及を目指すためとのことであるが、後にここで言及していた提携話は虚偽だと判明する。


この点に関しては不信に感じたユーザーが、Leap運営に「bitFlyer社との提携は本当なのか?」と質問したらしいのですが、その際にエビデンスとして送られてきた『業務委託契約書』の内容があまりにも杜撰すぎて草www

ウソついて契約書もどきを作成するにしても、もうちょっと考えたらどうなんでしょうね。
日本人をバカにしているのでしょうかね。トホホ。

ところで、このような対応をLeap 側が取ってきた狙いとして、下記のように考えていました。

① 出金はイーサリアムのみ可にすることで、暗号資産に馴染みのないユーザーから出金依頼する気持ちを萎えさせる

② 一定期間はキャンペーンすると打ち出すことで、ユーザーに「それが終わるまでは飛ばないだろう」という心理にさせる

ただし、Leap側に上記のような目論みがあったかどうか定かではありませんが、もうこの時点で、ユーザーは「ヤバイ、Leapはもうすぐ飛んでしまう」と何となく勘づいたのか、出金依頼が殺到するようになりました。

とは言え、暗号資産を扱う口座を持ってない人も多く、慌てて口座開設に走るユーザーも多かったです。
LINEのオープンチャットでは、この頃は暗号資産の扱いについての質問ばかりが飛び交う毎日でした。

③ そして1月16日には、2週間後の1月25日から日本円での出金も可能と告知される

しかし、この時点ではほぼ全員が出金申請をしても出金されない事態が起きていました。

彼らの手口としてはまず「2日待ってください」と連絡が入り、その期日を迎えると今度は「あと3日後には必ず入金する」と、なんだかんだ理由をつけてズルズルと出金期日を伸ばしていくのです。

 

もうこの段階で、ユーザー内には諦めムードが漂い始めます。
しかし一方で、「まさかいくら何でもこんな早く飛ばないだろう」というような意見も根強くありました。

④ とあるユーザーが不正行為を犯したため、Leap全社をかけて3日間の調査をするという謎の理由で全面的に出金不可になったと告知される

はい、ここまでくると、大半のユーザーは「完全に詰んだのでは・・・」と気付き始めます。
しかし、LINEサポートは一応機能しているようで、出金に関する問い合わせをすると返信がちゃんと返ってきます。

そして、その翌日・・・

⑤ 出金してほしければ、「税金を払え」とLeapが要求
Leap納税意味不可解な、Leapからの納税要求www

「もし税金を2日以内に支払わなければアカウントを3ヶ月凍結する」と、またまた謎の要求をしてくる。

Leap運営が言うには、この税金の支払い期限は21日まで。
しかし、この税金の支払い先については、何故か個人の銀行口座を提示してくる。

ユーザーをどこまでも小馬鹿にして、絞る取るだけ搾り取ってやれ!みたいな印象しか抱くことはできません。

もはやここまでくると、笑ってしまうしかありませんね。
そもそも税金って、利益に対してかかり、税務署に納めるものなのですが・・・
しかも何とか意味がギリギリ伝わる日本語の支離滅裂具合も絶妙です。

このような経緯を経て、Leapはユーザーから集めたお金を出金せず、のらりくらりと持ち逃げし飛んだという訳です。

そうこうして、とうとう1月22日には、Leapにアクセスしてもログインできない状態になりました。

ログインしようとしたら、このようなアラートが出る状態に

カンペキにLeapが飛んだことが確定的となった瞬間です。
驚くことに、ここまでの事態になって「やっと気づいた」という人も多かったのです。

Leapが匂わせていた、怪しさの兆候

今後このようなスキャム(詐欺)案件に引っかからないように、「あれ、何かおかしいな?」と感じた点を列挙しておきます。

おそらくこれらのパターンはyohooom なんかも同じだと思うし、このような案件のテッパンのパターンなのかと推測されるので、下記のような項目にいくつか当てはまるようでしたら要注意です。

Facebookやツイッターなどで、中華系の容姿端麗な若い女性が紹介している

Leapのインフルエンサーと噂される女性のFBアカウント

この手の案件の特徴ですね。
「簡単に稼げる、儲けることができる」とSNS上で声高に発信し、時には直メッセージで勧誘してくるのです。

その勧誘している人のプロフィールを見ると、たいていは中国人や台湾人と思われる、若くて美しい女性です。
彼女たちが本当に実在している人物なのか、はたまたネカマアカウントなのかは知る術がありませんが、どのような案件も同じパターンなので、中華系の容姿端麗な女性からの勧誘であれば注意が必要です。

LINEのオープンチャットで言論統制がされている

これらの副業案件を探している人、またはすでに登録をした人の大半は、手軽に情報収集できるLINEオープンチャットに登録していることでしょう。

登録したならばオープンチャットで繰り広げられている、参加者からの発言に気を留めるようにしてください。

詐欺案件は、管理者がとても厳重な言論統制を掛けていることが多く、少しでも案件に関してネガティブな発言があると削除したり、発言者を退場させたりしています。
しかも案件に関して不利益になるような言葉を禁止ワードに設定していて、その言葉を書き込もうにもそれができないようになっています。

実際、Leap にまつわるオープンチャットもそのような形で運営されていました。

運営サポートはカタコトの日本語を使う

ほとんどがLINEによるサポートセンターを開設しています。
公式LINEアカウントを用いてコミュニケーションする仕様です。

何か問題が起こった時には、連絡すれば返信が一応はあるのですが、精度が低い翻訳ツールを通したような日本語で、返信ひとつに追従してクレームを言う気を失せさせます。

このあたりも運営側の計算なのだろうか?と邪推したくもなってきます。

入金指定先の銀行口座は個人名義

Leapにせよ、yohooomにせよ、自分の手持ち資金を指定銀行口座へ入金して運用し、利益を得ていく訳ですが、その入金先が個人名義のものなのです。

一般的通念では、投資などで入金する場合は企業名義の銀行口座へ入金しますよね。
しかし、こういった詐欺案件はまさかの個人名義の口座なのです。

しかも、入金しようとするタイミングによっては、コロコロとその入金指定口座が変わります。
それはもちろん全て個人名義の銀行口座ですけどね。

ここで気付く人は気付いちゃいますよね。
怪しさ満点です。

それでも入金してワンチャンに賭けようとするならば、入金した際のスクリーンショットや振込証明書などの写真を撮っておくなどして、エビデンスをしっかり残しておくようにしましょう。

Leap運営サポートの面白対応メッセージ集

ここでは、Leapの運営サポートとユーザーが実際にやりとりをした、『トンデモ返答集』を紹介していきたいと思います。

これらを見ると本当に怪しさ満点ですし、「何言ってるの?」と腹立たしくなる内容も多いですよね(;^_^A

めっちゃシュールな返し
よくわからない日本語
中国人が「いやいや」なんて言葉使うかな?化けの皮が剥がれたか?

 

Leap ユーザーのその後の対応、もし詐欺被害に遇ってしまった時に取るべき行動とは

「しまった・・・」そう気づいた時はすでに遅し。
こうなったら2次被害に遇わないために、冷静にしっかりとした行動をとりましょう。

まずあなたが絶対にすべきこと、それは【Leapアプリをプロファイルごと削除する】ということです。

詐欺を企てた組織が開発したアプリです。
自分のスマホに残しておいたら、この後また何が起こるか不安で仕方がないでしょう。

注意点としては、画面上でアプリのみを削除しただけで、プロファイルを残しておくとスマホ情報が流出してしまう恐れがあります。

なので、しっかりとプロファイルからアプリを削除してしまうことをくれぐれも忘れないようにしてください。

オープンチャットからの情報収集

Leap 被害者の会

たとえば、「Leap」、「yohooom」という言葉でLINEのオープンチャットで検索すると、「被害者の会」などと銘打ったオープンチャットが出てきます。

そちらに登録してみて、情報収集や共有に努めてみてください。

ここで注意することは、そもそもこのようなスキャム案件に引っかかってしまった人を、さらに別の詐欺案件に誘導して、カモにしようとする悪い輩も少なからずいるということです。

もし『被害者の会』などと銘打ったオープンチャットで、新しい何らかの案件への誘導があった場合は、「ここは有益なオープンチャットではない」と判断して、すみやかに退会するのが良い判断でしょう。

銀行に通報する

これをしたからと言って入金した元金はほぼ戻ってこないかも知れませんが、できるかぎりのことはやってみましょう。
やらなければ絶対にお金は戻ってこないですから。

そこで具体的に実行していくのは、『振込先の銀行へ連絡すること』です。

そしてまずは、組み戻し請求をしてみましょう。

その際、「詐欺案件の口座に入金した」と説明すれば、銀行もその口座をマークして、通報が多いようであれば、その口座を凍結する動きが進んでいきます。

犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配当金の支払等に関する法律により、元金の全額もしくは一部が返金される可能性が出てきます。

警察に出向く

こちらはかなり面倒なことで気が重いかも知れませんが、警察に足を運び通報しましょう。
交番ではなくて、最寄りの警察署へ出向くのです。

そこで、詐欺被害にあったことを相談するのです。
できれば、「被害届」を受理してもらえれば良いですが、まずは「相談」という形になってしまうことが多いようです。

それでも、警察に詐欺案件が世の中に蔓延しているという情報をつかんでもらうだけでも、自分のお金を少しでも取り戻すための大きな一歩になります。

弁護士にも相談する

弁護士の無料相談などを利用して、訴訟の可能性アリなしを尋ねてみるのも良いでしょう。

詐欺は立件がとても難しく、弁護士に相談しても力になれないと断られてしまうケースもあるかもですが、上述したとおり、「できることは何でもやる」というスタンスで臨むことが、自分の資金を取り戻すために必要なマインドです。

出金用に登録した自分の銀行口座をチェック

厄介なのが、詐欺集団に色々と個人情報をつかまれてしまっていることです。
出金振込用に登録した銀行口座もそのうちの1つ。

その銀行口座も、悪用されてしまう可能性があります。
ある人は、知らないうちに銀行口座を利用されて、詐欺案件の入金先として利用されていた、という怖い体験をしています。

なので、出金振込用に登録した自分の銀行口座の状況を、絶えずチェックすることを忘れないようにしてください。
もし可能ならば、いっそ解約してしまっても良いかも知れません。

まとめとして

スマホやSNSの発達により、「簡単に稼げる」と甘い言葉を並び立てて勧誘する、悪質なスキャム案件が後を絶ちません。

基本的には、このような案件には絶対に手を出さない、そして誰にも紹介しないというのが絶対的なセオリーです。

しかし、自分の不注意や知識の乏しさから、このような案件に飛び乗ってしまうということもあるかもしれません。

そうなった場合は「勉強代として高いお金を払った」と自分を納得させるのも良いですが、この記事で紹介した具体的なアクションを起こして、何とか最低限でも自分なりに解決していく手段を講じることをおススメします。