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裁判傍聴に行けば、あなたの人生が変わるかも知れない件

裁判所
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僕は最近、裁判傍聴にハマっている。
ハマるからには、その理由があるのだが、それは後述する。

ここ1ヶ月だけで、東京裁判所に4回も傍聴するために足を運んだ。
無論、入館料は無料だし、傍聴人は基本的に開廷中でも常識の範囲内であれば、自由に出入りできる。

だから、ちょっと退屈な裁判だな・・・と思えば退出したって構わない。

そこで、「え、裁判ってちょっと興味があるけど、どうやって傍聴したらわからない」・・・という方に、裁判傍聴の方法を授けておきたい。

裁判風景

東京地方裁判所に傍聴に行く場合の話で進めていく。ほかの裁判所も似たような感じだ。

まず、裁判所に入れば手荷物とボディーチェックを受ける。

その近くに、本日の裁判予定をタッチパッドで一覧できる機械がいくつかあり、予定をチェックして、時間になったら裁判が行われる部屋にエレベーターで移動するだけ。

自分の興味のある民事裁判や刑事裁判の行われる部屋に行けばいい。

なお、初めて傍聴に行くとするなら、絶対に刑事裁判を勧める。
そして、【新件】を選ぶべし。
事件のあらましが、裁判の冒頭で読み上げられるため理解しやすい。

ちなみに、裁判のステータスには、新件、審理、判決、裁判員裁判等がある。

このように、意外と簡単にサクッと裁判を傍聴できちゃうのだ。
人生経験のひとつに、裁判を傍聴に行くと話のネタになってよいぞ。

なお、当然ながらスマホはマナーモードにしておき、表に出すことは厳禁。

また、世の中の注目を集めている裁判は傍聴券が抽選になる。
その場合は指定場所に並び抽選を待つべし。

裁判傍聴に人々がハマる理由

裁判とは、非常にスリリングなドラマだ。
被告が入廷する時のかけられた手錠に結構衝撃を覚える。

刑事事件を傍聴すると気持ちがしんどくなることもあるが、被告人だけでなく、裁判に関わる様々な人の価値観や心情を知ることができ、人生の味わいを感じることができる。

ちなみに、自分は、裁判で初めて「手錠」というものを見た。

手錠

やはり、判決を告げる場面が一番人生を感じる。
傍聴者は被告の背中を眺めて、判決文が読まれるのだが、一様にやはり被告の背中は落胆しているのがハッキリとわかる。

裁判長も被告を諭したりするのだが、この瞬間に人生の何たるかを感じるのだ。

僕のような傍聴マニアに至らずも、人生経験として裁判の傍聴をするのは悪くないと思う次第だ。

裁判傍聴にまつわるこぼれ話

僕の経験上の話だが、いくら傍聴に興味があるといっても、民事裁判や調停はつまらなくてすぐに退室してしまった。

そして、ドラマとの違いがハッキリわかったことがある。

実際の裁判では「異議あり!」はほとんど言わない。
特に弁護士は言わない。

また、検事の「異議あり」というか、正確には「異議っ」というのはごくたまにあり、これについては数回見たことがある。

実際の裁判でよく使われるのは、裁判官の「口を慎みなさい」という注意と、「しかるべく」という言い回しである。

裁判所傍聴 判決

それから、やはり野次馬が多くなるのが殺人事件と強か/ん事件。
いきなり傍聴希望者が増え、確率が低い抽選となる。
特に女子高生が強か/んされた裁判に行ったら、一瞬で傍聴席が埋まったのには笑ってしまった。

ただし、お目当ての女子高生本人の姿は衝立てがあり、そのお顔をまったく見ることはできなんだけどね。

どうでも良い話になるが、地下にある食堂も安くて旨い。
僕はここの担々麺が好きだ。
街中華やさんが作る、親しみやすいラーメンという感じだ。

以上、裁判所という非日常空間を垣間見るための参考にしてもらえたら嬉しい。

 

ちなみに、僕が裁判を傍聴に行きたい!と思ったキッカケは、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』という映画を観たからである。
めちゃくちゃ面白いので、よかったら観てみてほしい。